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杉岡鍼灸治療院


症例報告2 手根管症候群の手術を受けた後に悪化してしまった男性

今回は、整形外科にて手根管症候群に対する手術(手根管開放術)を受けた後、状態が悪化してしまった症例についてご紹介します。

手根管症候群は、手の平にある手根管を通る正中神経が圧迫を受けて起きる、指の痺れ、痛み、筋肉(母指球)の萎縮です。
症状が出る部位は大体決まった場所です。
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【患者像】男性73歳

【主訴】右母指(内側)、示指、中指、薬指(外側)の触角の鈍麻、就寝時痛

【症状】手根管症候群による痛みや痺れがあった為、手根管開放手術を受けた。しかし、症状が一向に改善せず、就寝中にも痛みが起こり睡眠不足になる。指先に物が触れると痛みが走るため、日常生活や仕事にも支障があり、先のことが不安になる。

【所見】右母指(内側)、示指、中指、薬指(外側)に、知覚鈍麻、接触による疼痛があった。また、屈筋腱(指を曲げる腱)が硬直していた。右母指球(親指付け根の膨らみ)の萎縮は起こっていない。

【施術経過】
1~6回目
症状が激しく出ていた為、弱い刺激から開始。脊椎調整。右手首前面(曲がる側)にあるツボに直径0.16㎜の鍼で刺激。手術痕と母指(内側)、示指、中指、薬指(外側)の先端に糸状灸各1壮施行。
自宅でのリハビリ方法を指導。
その後、週2回で3週間

7回目
正中神経近傍に鍼通電法を施行。
施術直後には痺れが弱くなるも、翌日には元に戻ってしまう。また、翌日、翌々日と指にむくみが出現し、曲げにくくなると報告を受ける。
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8回目
7回目あとに神経内科で神経伝達測定検査を受けた。しかし、その際、強い電流を流されたらしく、症状が強くなってしまったと話があった。

10回目
示指、中指のしびれ感が弱くなってきた。

12回目
示指、中指が物に触れた時、痛みが出なくなった。

17回目
右薬指の感覚はほぼ正常に戻った。右母指、示指、中指は第2関節(手の平に近い方)まで感覚が戻ってきた。

18~36回目
以降、痛みの再発は無く、知覚鈍麻の範囲が毎回少しずつ小さくなる。
24回目以降は週1回の施術となる。

37回目
示指、中指の先端約5mm程度の知覚鈍麻となる。
(以降、施術は継続中)


【考察】
手根管症候群手術後の回復は時間がかかります。本症例でも主治医からは「しびれや知覚鈍麻は、1日1mmずつ治っていくくらい」と言われたとのことでした。

また、本症例では手術後に改善傾向が見られなかった為、神経伝達検査が行われましたが、その際、通常より過大な電気刺激が加えられたようです。その為、患者さんは医療に対しての不信感を募らせてしまいました。

当院で施術を開始しましたが、1回目から7回目までは、改善する様子がわずかでした。しかし、患者さんに詳しく状況説明をして、理解を求めながら続けてきたところ、8回目くらいから改善の兆しが出始め、その後は1回毎に良くなってきたと感想を聞くようになりました。

初期は週2回、途中からは週1回の施術でほぼ回復してきており、睡眠も阻害される事なく、生活や仕事も通常に戻ることが出来ました。現在は、残っている知覚鈍麻を回復させるべく施術を継続しています。

杉岡鍼灸治療院院長 杉岡哲也

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